投資対象として神戸はありなのか?

神戸は日本の中でもかなり大きい都市に分類されると思いますが、投資対象としてはどうなんでしょうか?

まず観光事業という観点で考えてみます。

明らかに外国人観光客の数が、京都・大阪に比べると少なく、インバウンド需要は、大阪、京都に比べると少ないといえます。

実際に一日かけて回ってみても、観光資源が少ないと思われます。夜景があるので、1泊はするでしょうが、おそらく1泊2日あれば十分と思う人が多いと思います。

個人的には楠木正成を祀ってある湊川神社や生田神社などは興味深かったですが、外国人観光客は限定的でした。

外資系のラグジュアリーホテルも進出していないことからも、海外からの需要は弱いのでしょう。

通常の不動産賃貸で考えた場合、神戸駅の周辺、三宮駅周辺は強い需要が見れましたが、そこから徒歩で10~15分ほど外れただけで、シャッター通りも散見されましたので、エリア選別が極めて重要です。

そもそも東京都内でもエリア選びが重要なので、神戸では、更にそうでしょう。

それ以外の投資対象として考えた場合、神戸牛の輸出事業などは非常にポテンシャルが高いビジネスと思われます。ただこれを事業化するのは既得権益との兼ね合いが極めて難航すると思われます。

総括としては、業種とエリアを選別すれば投資対象としていけなくはない、という感じですが、神戸のような大都市でもこんな状況ということでは、日本という国の将来に対して極めて悲観をせざるを得ないというのが感想です。

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